うつ・自律神経失調症ラボ 呼吸と自律神経失調症・うつ
自律神経失調症やうつの患者さんには、いくつか共通点があります。
そのうち一つは「呼吸の仕方」です。
自律神経失調症の患者さんは、息苦しいと訴えてくる患者さんも多いですが、自分で息苦しさを気付いていない方も多いのです。
呼吸の浅いのが当たり前になり、 呼吸の改善の施術をして、初めて自分の呼吸が浅かったことに気付く患者さんもいます。
「アッなんか呼吸が楽!」と、ビックリしたりします。
自律神経失調症の方は、知らず知らずに呼吸がかなり浅くなってしまっています。
呼吸を止める癖のある方や、そして息苦しいので、息を吸おう吸おうと意識するあまり、息を吐くのを忘れている方もいます。
これは冗談のようですが本当の話です。
人間は緊張すると息が浅くなりやすくなります。
ストレスや緊張を感じるだけで、息を止めたり、息を吸ったりばかりするときが多いです。
ちなみに過喚起症候群(過呼吸)は呼吸をしすぎて、血中の二酸化炭素が減り、酸素が増えすぎた状態です。
ストレスや緊張を感じましたら、まずはゆっくりと息を吐くことからはじめてみて下さい。
息をゆっくりと吐くことにより心が落ち着いてきますのでやってみて下さい。
そして最後まで息を吐ききって下さい。
静かに息を吐ききると、当然苦しくなります。笑
その時に「フッ」と息を吐く力を抜くと、「スッ」と自然に空気が入ってきますよ。
このとき、空気が入ってくるのを止めないで下さいね。
リラックスして、空気が自然と入ってくるままに受け入れて、そしてまた吐くことに意識をして、 最後まで空気を吐ききる。
このようにして、ゆっくりと息を整え下さい。
息を吸う時間を1とすると、吐く時間は2ぐらいの割合にするといいでしょう。
自律神経失調症やうつは、うまく呼吸をするだけで症状が改善することが多いんですよ。
ブログも呼吸の記事を別の角度から記載しました。
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