あなたの症状を事前にチェック ベックうつ調査テスト
うつかどうかのチェックは、アメリカ精神医学会がだしているDSMや世界保健機構(WHO)がだしているICDなど色々とありますが、ここでは分かりやすい「ベックうつ調査テスト」をご紹介いたします。
うつの方の場合、感覚がマヒしていることがありますので、自分で判断したテストと、他人が自分をどのように見えるかをテストしてもらうダブルチェックで行うのもいい方法です。
例えば、「11.イライラしていない」という質問で自分ではイライラしていないつもりでも、周りから見るとイライラしているように見える場合もあります。
そのため、他人から見てどうかというのもチェックしてみるのもいいでしょう。
あなたは本当に大丈夫? うつチェック
あなたのうつ度のチェックです。紙と鉛筆を用意して、最近のあなたの気分に良く当てはまる答えの点数を計算してみてください 。
注:このうつチェックは簡易的なものです。医師の診断を覆すものではありません。
うつチェック参考図書・・・「いやな気分よさようなら」より抜粋著 デビット・D・バーンズ
お疲れ様でした。 うつチェックの結果
うつチェックの結果、あなたのうつレベルは以下のとおりであると推測されます。
あなたのうつレベルは0点です。
※何らかの理由でうつチェックの採点結果が正常に動作しない場合は、ご不便をおかけしますが、自己採点をして以下の点数結果と照らしあわせて下さい。
総得点 | うつ状態のレベル |
---|---|
1~10 | この程度の落ち込みは正常範囲。 |
11~16 | 軽いうつ状態。 |
17~20 | 臨床的な意味でのうつ状態との境界。 |
21~30 | 中程度のうつ状態。 |
31~40 | 重いうつ状態。 |
41以上 | 極度のうつ状態。 |
※17点以上は専門家の治療が必要と思われます。
うつチェック参考図書・・・「いやな気分よさようなら」より抜粋著 デビット・D・バーンズ
さて、うつのチェックはいかがでしたでしょうか。
人によっては考え込んでしまう質問もあったかと思いますが、あなたが直感的に答えたものでいっこうに構いません。
またチェックを頼まれた方も、その方が日ごろどんな言葉を発するか、またはどんな行動をするかをお考えになって、あとは直感的にお答えくださってかまいません。
このテストはあくまでも目安になりますので、点数が低くても「大丈夫」と過信をしないようにしてくださいね。
点数が低くてうつになっていなくても、その手前である自律神経失調症になっている可能性は大いにあります。
うつは急にかかる病気ではありません。少しずつ病気になっていく慢性的な病気です。
慢性的な病気ですから、日々のストレスの蓄積が関係します。
毎日、色々なストレスが少しずつ溜まり、そして自律神経失調症になります。
そしてそれが続くとうつへと変化していくのですね。
自律神経失調症は、うつと違い精神的な症状は全くないかほとんどありません。しかし、めまい・吐き気・耳鳴り・不眠症・のどの違和感・動悸や息切れ・頭痛や目がチカチカするなど、身体的な症状がたくさん出てきます。
ご心配な方は自律神経失調症のチェックはこちらからお願いします。
また、テストの点数が高くてもいたずらに不安になる必要もありません。
しかし点数が高い場合には、出来るだけ早く専門医に受信することをお勧めいたします。
なぜなら、悪化させるとうつは治りづらくなるからです。
また、うつではなく内臓の病気などでうつのような症状が出る場合もあります。
そのため、病院での診察と検査が必要になることもあります。
例えば、橋本病といわれる甲状腺の機能低下症やアジソン病といわれる副腎機能低下症などがこれに当たります。
このようなことが考えられる場合は、内科を受診することをおすすめいたします。
テストの点数が高くて「ひょっとして私はうつかな?」と思うかたは、通常は精神科か心療内科を受診していただくのが早いでしょう。他にも内科・心療内科・脳神経外科などの受診で色々なことが分かることもあります。