うつ・自律神経失調症ラボ 昼夜逆転
こんにちは、自律神経ナビゲーターの鈴木直人です。
自律神経失調症やうつなどの方に、たまにこんな質問されます。
「昼夜逆転を治すにはどうしたらいいですか?」
昼夜逆転とは、昼に眠くなって夜は目がパッチリと覚めてしまう状態です。
ですから、多くの人が行っている「出勤」や「登校」をするのがかなり大変です。
はたから見ると、「早く寝ればいい」という感じですが、 実は昼夜逆転とはそんなに簡単なことではないのですね。
なぜ、昼夜逆転になるのか?
人間には、(人間でなくとも哺乳類は全部)脳の中に視交叉上核というのがあり、ココが24時間の体内リズムを作っています。
ですから体は、時計を見なくとも大まかな時間ぐらいは分かります。
昼夜逆転の人は、この視交叉上核が機能していないかというと、そんなこともありません。
以前お伝えしましたが、 我々の体に出てくる症状には、必ず肯定的意味があります。
例えば、風邪をひいて熱が出るのは、免疫系を活性化させているのです。 自律神経失調症になるのは、 これ以上、脳と体に負担をかけさせないようにしているのです。
もちろん、昼夜逆転にも肯定的意味があります。
昼夜逆転の肯定的意味は「刺激から離れること」です。
日中は自分だけではなく、周りも常に動いています。
人もたくさん出ているし、大きい音もするし、ひかりも明るい。
これら全ては体内では刺激として情報が入ります。
実は体内では小さな刺激でもそれに対応して動いております。
明るさが変われば、瞳孔がそれに合わせて小さくなったり大きくなったりします。
知らない人と会えば、脳はその人が危険な人じゃないかを無意識に探っているのですね。
体力が少なくなっているときには、この刺激に対応するだけで、大そうな疲労が感じられるようになります。
そのため、無意識に刺激から離れようとします。 すると刺激の少ない夜に行動を起こすことになります。
例えば、職場や学校などの人間関係という刺激から逃れたいと思っていると、無意識に昼夜逆転を起こす場合があります。
ただ、刺激から逃げることは大切なのですが、 いつまでもそのままでは社会的生活を営めなくなります。
多くの昼夜逆転の方は、刺激を増幅して受けています。
どういうことかというと、想像性防衛本能が働き、 物事を悪い方に考えて防衛しようしているのです。
(想像性防衛本能の詳しいことはこちら)
そのため、1のストレスが、脳では10のストレスだと感じてしまいます。
一般的に言うと、「感受性が高い」という状態です。
こんな時人は、物事を悪く悪く考えてしまいます。
さて、こんな時はどうすればいいのでしょうか?
それは、リフレーミングをするのが一番簡単です。
リフレームとはフレーム(枠組み)を変えるという意味です。
つまり今起きている刺激(ストレス)の意味合いを変えてみるということです。
小難しいことを言いますが、簡単に言うと「いいように取る」ということです。
人生を歩むうえでの前提として、
「あなたに起きる全ての出来事は、あなたにとってプラスになる出来事です」
ということを知ってください。
ちょっと極端な例ですが、例えば恋人と別れた場合、「別れちゃった。悲しい」 ではなく、「次はどんないい人と出会えるんだろう」 などと考えます。
これは会社を解雇された場合も一緒です。
「次はどんな楽しい仕事に付けるんだろう」
こう思えると顔も明るくなり、次の就職の面接にも有利というものです。
「そんなこと出来ない」と思われる方もいると思います。
そうなんです、簡単に出来るなら、あなたは昼夜逆転になんかになりません。笑
ですから多少無理やりにでもリフレーミングします。
これはもうゲームだと思ってください。
そう、悪い出来事が起きた時は、リフレーミングゲーム大会です。笑
一人でやってもいいし、お友達に状況を話して、リフレーミングのことも教えて、お友達とリフレーミングを出し合ってもいい。
一番いい意味を出した人が勝ちです。笑
いいリフレーミングが出来ると、思わず「おお~~」と声が上がります。
人間はイメージした通りの人生を歩むと言われます。
良いイメージを持ち続けることは、あなたの脳や体にもとてもいい状態を作り上げます。
さぁあなたも人生のリフレーミングゲームに参加しよう!
うつ・自律神経失調症の整体 健療施術院